未来の写真(Future Photography) 【カメラマンの未来】
2007/05/28
未来の写真に関して、アドビ副社長が発表された内容は、カメラマンの撮影スタイルに関して色々と考えさせてくれます。
▼【インタビュー】アドビ副社長が語る、未来の写真
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2007/02/21/5596.html
ハードと比較してソフトの進化が早いため、カメラ内蔵ソフトや、フォトショップのようなグラフィックソフトが、今後のデジタルカメラの新たな方向性を示唆しています。
■ 近未来の超高解像度写真
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1000万画素を越えたデジタルカメラが、入手しやすくなってきましたが、アドビシステムズ社が発表した写真の画素数は、40億画素のギガピクセルです。 ギガピクセルカメラがどのような形かは、分かりませんが、24,000×12,000ピクセル(2億8,800万ピクセル)の撮影画像を例示されており、そのディレールの情報量は、現在の瞬間を切り取るカメラのフレーミングに大きな影響を与えます。
今私が使用している、Canon 5Dで撮影する時には、4368×2912pixを意識して、フレーミングが決まらない時には、少々広めに写してPCでトリミングする事もあります。(そんなもん写真の基本が出来とらん!)としかられそうですが。
例えば一輪車の演技で動き回る子供が、きれいに伸ばした指先に神経を集中させている場面で、カメラを動かしながらぎりぎりのフレーミングでは、一番大切な指先が少しだけ切れる事があります。 そのために少々余裕を見て写す事もあります。 解像度が高いためトリミングを行った後A3サイズに引き伸ばしてもほとんど影響が無いように思います。
40億画素のカメラで運動会の全体を教室の窓から撮影すると、欲しいシーンを後から切り取ることができます。
航空写真として、低空でビルを斜めから撮影すると、必要な建物の窓際の人の表情まで分かる写真が撮れそうです。
この解像度の写真を、デジタル カメラマンとしていかに使いこなすかですが、やはりベストアングルとタイミングには、人にしか出来ない大事なものがあるように思います。
超解像度の写真作品は、2004年の年末に見た事があり感銘を受けました。
Canon「写真新世紀展2004」の前年度グランプリ受賞者の内原恭彦氏の個展が同じ会場で開催されていました。
私は、天井まで届く程の「くず鉄の山」を見上げて感動していました。600万画素×13枚の張り合わせ、PCでファイルを開くのに30分と言う労作が、その細部にわたって表現されており、心に伝わってくるものがありました。
他に、「多数の地面に落ちた柿の実」、「ホームレスの家」等でしたが、それぞれ巨大なパネルにディテールが写し込まれており作品として強く惹き付けられました。
数億ピクセルにも及ぶ巨大な超高解像度画像を作り上げる「スティッチング」技法として、認知されているようです。
モーターでカメラの動きを制御する機材も世の中にはあるそうです。
▼【インタビュー】デジタル一眼レフで巨大画像を制作する内原恭彦氏http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2004/12/02/548.html
▼第12回 写真新世紀展2003 (高解像度の写真ではありません)
http://web.canon.jp/scsa/newcosmos/gallery/2003/yasuhiko_uchihara/index.html
▼Canon 5Dで ∞IZURU∞ が撮影した全体像
4368×2912→4212×2853pix にトリミング
300×203pixで登録しました。(クリックしても同サイズ。)

▼ディテールの原寸写真 518×717pix部分切取り
クリックすると拡大します。

■ 近未来のフォーカス調整可能な写真
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アドビ副社長が語る、未来の写真の中には、もう一点重要な内容がありました。
フォーカスを、自由にデジタルデータ画像として調整できる写真です。
5月23日の私のエントリーの「その3 近未来 モデルの撮影スタイル」の中でブレ値の設定と書いていましたが、これは、フォーカス値の設定値化につながりそうです。
デジタルカメラの変化は初めの内は、業務用の撮影技術に影響を及ぼし、その後安価なコンシューマー商品として普及して行くのでしょう。その時には、一多くのカメラマンの撮影スタイルや作品にも大きな変化と影響を及ぼしそうです。 今後どのようなアイデアが出てくるのか想像するだけでも楽しそうですね。
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▼【インタビュー】アドビ副社長が語る、未来の写真
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2007/02/21/5596.html
ハードと比較してソフトの進化が早いため、カメラ内蔵ソフトや、フォトショップのようなグラフィックソフトが、今後のデジタルカメラの新たな方向性を示唆しています。
■ 近未来の超高解像度写真
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1000万画素を越えたデジタルカメラが、入手しやすくなってきましたが、アドビシステムズ社が発表した写真の画素数は、40億画素のギガピクセルです。 ギガピクセルカメラがどのような形かは、分かりませんが、24,000×12,000ピクセル(2億8,800万ピクセル)の撮影画像を例示されており、そのディレールの情報量は、現在の瞬間を切り取るカメラのフレーミングに大きな影響を与えます。
今私が使用している、Canon 5Dで撮影する時には、4368×2912pixを意識して、フレーミングが決まらない時には、少々広めに写してPCでトリミングする事もあります。(そんなもん写真の基本が出来とらん!)としかられそうですが。
例えば一輪車の演技で動き回る子供が、きれいに伸ばした指先に神経を集中させている場面で、カメラを動かしながらぎりぎりのフレーミングでは、一番大切な指先が少しだけ切れる事があります。 そのために少々余裕を見て写す事もあります。 解像度が高いためトリミングを行った後A3サイズに引き伸ばしてもほとんど影響が無いように思います。
40億画素のカメラで運動会の全体を教室の窓から撮影すると、欲しいシーンを後から切り取ることができます。
航空写真として、低空でビルを斜めから撮影すると、必要な建物の窓際の人の表情まで分かる写真が撮れそうです。
この解像度の写真を、デジタル カメラマンとしていかに使いこなすかですが、やはりベストアングルとタイミングには、人にしか出来ない大事なものがあるように思います。
超解像度の写真作品は、2004年の年末に見た事があり感銘を受けました。
Canon「写真新世紀展2004」の前年度グランプリ受賞者の内原恭彦氏の個展が同じ会場で開催されていました。
私は、天井まで届く程の「くず鉄の山」を見上げて感動していました。600万画素×13枚の張り合わせ、PCでファイルを開くのに30分と言う労作が、その細部にわたって表現されており、心に伝わってくるものがありました。
他に、「多数の地面に落ちた柿の実」、「ホームレスの家」等でしたが、それぞれ巨大なパネルにディテールが写し込まれており作品として強く惹き付けられました。
数億ピクセルにも及ぶ巨大な超高解像度画像を作り上げる「スティッチング」技法として、認知されているようです。
モーターでカメラの動きを制御する機材も世の中にはあるそうです。
▼【インタビュー】デジタル一眼レフで巨大画像を制作する内原恭彦氏http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2004/12/02/548.html
▼第12回 写真新世紀展2003 (高解像度の写真ではありません)
http://web.canon.jp/scsa/newcosmos/gallery/2003/yasuhiko_uchihara/index.html
▼Canon 5Dで ∞IZURU∞ が撮影した全体像
4368×2912→4212×2853pix にトリミング
300×203pixで登録しました。(クリックしても同サイズ。)

▼ディテールの原寸写真 518×717pix部分切取り
クリックすると拡大します。

■ 近未来のフォーカス調整可能な写真
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アドビ副社長が語る、未来の写真の中には、もう一点重要な内容がありました。
フォーカスを、自由にデジタルデータ画像として調整できる写真です。
5月23日の私のエントリーの「その3 近未来 モデルの撮影スタイル」の中でブレ値の設定と書いていましたが、これは、フォーカス値の設定値化につながりそうです。
デジタルカメラの変化は初めの内は、業務用の撮影技術に影響を及ぼし、その後安価なコンシューマー商品として普及して行くのでしょう。その時には、一多くのカメラマンの撮影スタイルや作品にも大きな変化と影響を及ぼしそうです。 今後どのようなアイデアが出てくるのか想像するだけでも楽しそうですね。
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