【 電子書籍の豊な未来 一生かかって作り上げるMy書庫 】
2009/10/10
雑誌の未来の在り方がここにあると思い、昨日ネット上で早速購入してみましたが、
そのコルシカの雑誌販売サイトから大量の雑誌が消えてしましました。
【コルシカ】から重要な連絡メールが来ています。
Web上での閲覧を中止し、返金処理を行い行うとの事です。
そして最後にこう書かれています。
『日本雑誌協会の要請に基づき、共にデジタル分野での新しい雑誌の可能性を追求し、
雑誌デジタルコンテンツ化推進への協力を模索して参りたいと考えておりますので、
これからもコルシカをご愛顧いただければ幸いでございます。』
▼コルシカ
http://www.corseka.jp/
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◆強力な電子書籍流通販売元
グーグルが、著作権切れの書籍を、大量に無料で公開しようとして著作権者の作家等
からの強い反発があり。
アマゾンが、書籍のオンライン販売から、次のステップとして電子ブック(キンド)ルの
コンテンツとして、いよいよアメリカ以外の約100カ国でも販売が始まろうとしています。
世界を相手にするこの2強に販売利益の大半を持っていかれるのだろうか。
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◆出版社のコンテンツ開発者としての未来
【コルシカ】は、出版社から購入した在庫分を販売するとのことで、お互いにハッピーな
関係を築こうとして始まったサービスです。
この事業が成り立つためには、購入時に取次ぎ店から販売価格以下で仕入れる必要が
あります。
出版社側からすると本当に雑誌を出版社から購入して販売されているのかを、確認
する術がないため、このままでは大きな販売機会の損失が発生する事になります。
【コルシカ】には、昨日約100冊の雑誌が登録されていました。 そして「日本雑誌協会
の要請」に対応して、現時点では、約30冊の雑誌が登録されています。
今のサービス形態でOKと言う出版社が残っています。
ビジネスとしての可能性を認めた30冊の出版社が応援団となり、ユーザーにとっての
メリットもはっきりと見えています。
いずれ雑誌のネット販売は広く普及して行くと思われます。
販売手段を持った所が収益の大半を占めるとすると、グーグルとアマゾン以外には、
アップルかと言う事になってゆきます。
雑誌のコンテンツとしての価値をいかに確保してゆけるのか。
流通手段の競争が激しくなってきました。
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◆電子書籍の未来はこうなるのかもしれない。 という妄想
1歳の誕生日になると、両親が絵本をネット上で購入します。
それをリビングの大型テレビで一緒に見ながら、手元のページめくりリモコンをこどもが
触っています。
成長するにつれて、絵本以外にも図鑑やゲーム雑誌等が、ネット上のフォルダーに
大量に溜まっています。
そして小学校の入学祝いにお父さんは、こども部屋をネット上に作って与えます。
机の上の書見台に本や雑誌を立てかけてページをめくってゆきます。
部屋には、書籍が増えるにつれて本棚を増やしてゆき、背表紙を一覧できるように
12畳程度の部屋は書棚で囲まれてゆきます。
中学生になる頃には、部屋が10本位の書棚で囲まれています。
その子にとっての趣味の専門領域の書籍も充実してきています。
書棚の背表紙に触れると概要がポップアップ表示され、自分のシオリを目安に、本文や
手描きメモをパラパラと眺めてゆきます。
大学生時代になると、更に専門的な書籍が充実し、分野によって部屋を複数使い分け
ています。
一階は、趣味のゲームや、スポーツ関連分野。 二階は、専門の教育分野等で立体3D
テレビで自分の書庫部屋を、行き来する事ができ、他の人を招待することもできます。
調べたい内容があると、ネットにつながった電子メガネを「透過モード」から「3D閲覧
モード」に切り替えて目の前に現れた自分の書庫の蔵書から必要な文章が書かれた
ページを呼び出してレポートの参考にします。
そして教室で自分の考えを説明している時には、必要な図表を、お気に入りから即座に
呼び出して教室の大型モニターにワイヤレス送信して説明を行います。
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◆電子書籍販売を取り巻く新勢力はどこへ
電子メガネで見る電子書籍は、グーグル等が公開している著作権フリーの書籍以外に、
新刊の書籍や雑誌をいくつかの販売サイトから購入します。
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●アップルブックスから?(今はまだ無いが、iPhone向けの電子書籍、雑誌、新聞
コンテンツ販売サイトが始まるのでは?)
●アマゾンジャパンから?(電子ブックの「Amazon Kindle」用の日本語版コンテンツ
販売がもうすぐ開始されそうです。)
●ENIGMOのコルシカから?(ビジネスモデルを早く確立して日本から世界へ進出して
ください)
●TSUTAYA BOOK レンタルでは、新刊は、1週間単位、旧作は1ヶ月単位で借り、
その後データは自動的に消滅します。
●BOOKOFF では、購入していらなくなったデータを買い取り、再度販売する時には、著作権者に相応の費用を払う事で事業として成り立つようになっています。
物理的な書籍は、どうなるのだろうか。 街の本屋さんは・・・
e Paper の手触り感が紙の感触に近づき、メモも書き込めるようになれば大半の
書籍は電子書籍に置き換わってしまいます。 それば10年後か、5年後か
百科事典を飾る事が、一つのステータスだった時代から、あっと言う間に手のひらに載る
電子辞書に何冊も収納されて活用されるようになったように。
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著作権がクリアされ出版社とも良い関係を築き、魅力的なサービスが生まれるための
苦しみを味わいつつも、巨大な力に押し流されないで、世界に向けたサービスを目指して
頑張ってください!!
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